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高橋 司; 甲斐 常逸; 山本 文雄; 矢戸 弓雄; 柴田 朋文
6th Workshop on Separation Phenomena, 0 Pages, 1998/00
動燃事業団におけるウラン濃縮用遠心分離機の開発は、初期数年間の雌伏期を経て、急速に立ち上がり、C-1、C-2カスケード試験装置によりカスケード試験を行い、パイロットプラント、原型プラントを経て、民間の商甲ウラン濃縮工場にその成果が結実した。この基本路線を進んだのは金属胴遠心分離機であったが、より高性能の遠心分離機を目指して、複合材料胴の遠心分離機の開発も並行して進め、現在は更に高度化機の開発、先導的な技術開発として先導機の開発を進めている。
米川 茂
6th Workshop on separation phenomena(SPLG'98), 0 Pages, 1998/00
遠心法の開発の歴史を、主にプラント開発の面からまとめた。1959年の1号機の試作から数えると、ほぼ40年にわたる遠心機の開発となる パイロットプラントでは、第1世代から第3世代までの遠心機が導入された。次に、原型プラントでは、第4世代及び第5世代の遠心機が導入され、10年を過ぎる現在も運転を続けている。その後、第6世代に当る新素材遠心機によるカスケード試験では、2.5年の運転の結果、性能および信頼性の面でも充分な成果を出し、続く 新素材胴遠心機の開発に大きな貢献をした。また、第7世代の高度化機及び第8世代の先導機の開発も進めており、特に第8世代の先導機は、世界の最先端を走るものである。
長谷川 一宏; 甲斐 常逸
6th workshop on separation phenomena in liq, 0 Pages, 1998/00
第5回分離現象ワークショップにおいて、遠心法の分離特性解析手法、比較検討のために提案されたイグアスモデルについて、SF6ガスの分離流動解析を行った。分離効率に着目して解析を行い、標準的な条件で分離効率37%という計算結果を得た。さらに、供給流量・上下端板間の温度差等のパラメータサーベイを行い、最大で42%の分離効率となる計算結果が得られた。
大場 弘則; 柴田 猛順
Proc. of 6th Workshop on Separation Phenomena in Liquids and Gases (SPG'98), p.241 - 245, 1998/00
水冷銅るつぼを用いる通常の電子銃蒸発源は熱損失が大きく蒸発効率が低いこと、原子ビームが蒸発面での液体金属対流による不安定現象で変動することが知られている。これらを改善するために、多孔質体とハースライナーを用いた蒸発を銅、ガドリニウム, セリウムについて試みた。ハースライナーは遮熱しているため、熱伝導によるるつぼへの熱損失が低減できるので、少ない投入電力で表面温度を高くできる。さらに蒸発の生じる多孔質体表面では、対流や液面のくぼみが形成されない。今回の試験で、少ない投入電力で高密度でかつ変動がないこと、多孔質体材料に汚染されないこと、クラスターが生成しないことが見いだされ安定した原子ビーム生成が可能となった。
田村 浩司; 足立 肇; 岡崎 哲治; 柴田 猛順
Proc. of 6th Workshop on Separation Phenomena in Liquids and Gases (SPG'98), p.219 - 230, 1998/00
ディスプロシウム(Dy)及びセリウム(Ce)について、基底状態のイオンが中性原子と衝突する場合の対称電荷移行断面積を衝突エネルギーが200eV~2keVの範囲で測定した。光共鳴電離法によるレーザイオン源からのイオンビームを原子ビームに直交して、電荷移行生成イオンと主ビームイオンの電流をそれぞれファラデーカップ検出器で測定して、それらの電荷量の比及び電子密度から電荷移行断面積を導出した。その結果、両者とも上記エネルギー範囲ではほぼ一定で、Dyでは(1.820.14)10cm、Ceでは(0.880.12)10cmの値が得られた。これらの断面積の大きさの違いは、それらの原子及びイオンの電子配位を考慮した予測とほぼ一致する。
齋藤 龍郎; 水書 稔治; 鈴木 栄二; 須藤 収; 三上 泰治*
Proceedings of 6th Workshop on Separation phenomena in liquids and gases (SPLG '98), 298- Pages, 1998/00
断熱冷却用の超音速ディフューザは、分子レーザー法同位体分離(MLIS)にとって非常に重要な部分である。このノズルの性能向上に伴い、レーザー照射用の測定部の低温化・低圧化が進んだ。しかし、出口部の背圧は製品ウランの捕集のために下げられないので、出口と測定部との圧力比は現行のディフューザによる圧力回復機能の限界に達しており、これ以上のノズル改善にはより高性能のディフューザの開発が必要であった。そこで、測定部を低温・低圧に保ち、その一方で出口を製品捕集に充分なほど高圧にするための新型ディフューザを、数値計算による形状最適化により設計した。実験による性能検証の結果、新型ディフューザは平行ディフューザと比較して約2倍の圧力回復性能を持つことが示された。
甲斐 常逸; 青木 英二
Journal of Nuclear Science and Technology, 36(4), p.371 - 379, 1994/04
被引用回数:2 パーセンタイル:21.17(Nuclear Science & Technology)前回、イオン交換法による窒素同位体分離について、詳細なシミュレーション計算を行う方法を提案した。前回は窒素同位体がバンド中に閉じ込められた場合についてであったが、今回は窒素同位体がフィードされ、又、プロダクト、ウェストとして抜き出しされる場合について計算できるようコードを改良した。このコードにより、カスケード解析によって得られた分離係数やカットの目標値を得るために適切なコントロール状態にある動特性をうまく表現できるようになった。このシミュレーション計算の結果により、90%濃度の窒素同位体を生産するために必要なバンドの展開時間やコストが分った。